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● カビ対策はバスルーム永遠の課題
リラックスタイムの気分を台無しにするカビ
お風呂は一日の疲れを癒す空間です。
流行りのバスボムを入れたり、半身浴をしたりゆっくりと過ごしたいものです。
湯船に浸かって、何気なく見た天井にカビがついたりするとせっかくのリラックスタイムが台無しになります。
毎日きちんと風呂掃除をしていたとしてもカビは発生し、なぜか次から次へと、いたちごっこのようにカビとの戦いになります。
お風呂は、少しでもお手入れを怠るととたんにカビ天国になる危険性があるのでカビ対策はバスルーム永遠の課題ともいえるでしょう。
せっかくの癒し空間を、カビで邪魔されないようにカビがなぜ生え、どういった状況になると繁殖していくかを知り、
カビの除去と予防・対策を考えていく必要があります。
カビが発生し易い状況を知る
カビが発生しやすい条件はいくつかあります。
大きくは湿度・温度・酸素です。
最もカビが発生し易い湿度はだいたい80%から100%です。そして温度は20度から30度といわれています。
カビの除去と予防・対策を考えていく必要があります。
バスルームはバスタブにお湯を張った状態にすることで、必然的にこの状況を作り出しているのです。
さらに、発生したカビを繁殖させるための栄養として、人間が体を洗った時に飛び散る水気や石けん、垢などが挙げられます。
また、お湯が外に出ないように密閉されており、シャワーなどでお湯がはねたり蒸気でこもったりするため、カビの発生・繁殖にとってはもってこいの場所なのです。
バスルームのカビの除去と予防・対策
バスルームのすでに発生してしまっているカビの除去に関しては、市販のカビ取り剤を利用するのが一般的ですが、塩素系は強力なため、臭いでめまいを起こしたり、肌荒れの原因にもなってしまいます。
重槽などを撒いてしばらく放置し、古い歯ブラシなどで擦ったりするのがいいでしょう。
しかし、隙間を埋めているゴムにカビが生えたり、排水口周辺にピンク色のヌメリが出てきたりすると、かなり厄介です。
一番良いのはカビが発生しないように予防するという事が重要です。
温度が20度から30度がカビにとって一番いい温度のため、風呂上がりにバスルーム全体を冷水で流すか、45度から60度などの高温で流すとカビが発生しづらくなります。
出来てしまった排水溝のヌメリに関しては、熱湯を流すと効果的です。
また対策としては、とにかく乾燥させることが一番です。
お風呂上がりにはシャワーで浴室の床や壁を熱い温度で流し、水気を切って換気を良くして乾燥させましょう。
窓のないマンションや窓があるバスルームでも、リフォーム時に浴室乾燥機を導入するのも有効です。